続落、恒大集団の破綻リスクが金融市場を圧迫=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=70.14(-1.68 -2.34%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.68ドル安、その他の限月は1.65~0.61ドル安。
中国の不動産大手・恒大集団の破綻リスクを背景に金融市場がリスク回避的な方向に傾いており、原油市場でも売りが優勢だった。逃避通貨であるドルや円が買われ、株式市場は下落しているほか、米長期債利回りは低下した。ただ、先月末のハリケーン「アイダ」による被害が大きかったロイヤル・ダッチ・シェルの海上の油送設備の不具合で、減産が来年初めまで続く見通しであることは支援要因。
時間外取引から11月限は下落。通常取引開始を控えて69.71ドルまで一段安となった。ただ、その後は売りが一巡し、70ドルの節目を上回って引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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