クラウデラが大幅高 KKRとクレイトンが共同で買収=米国株個別
クラウドなど基幹システムを手掛けるクラウデラが大幅高。投資会社のKKRとクレイトン・デュビリエ&ライスが共同で同社を買収することで合意した。企業評価は約53億ドルで1株16ドルの評価となる。先週末終値よりも24%高い水準。全て現金での買収で買収後は非公開化する。クラウデラの筆頭株主は著名投資家アイカーン氏のファンドで発行済み株式の約18%を保有しているが、アイカーン氏も同意したという。
クラウデラは買収提案を受け取った後、2020年半ばから売却の可能性を模索していると伝わっていた。アマゾンやアルファベット、マイクロソフトなど大手とのクラウド分野での競争が激しく、収益の伸びは2年前の80%超から、この1年で1桁に落ち込みんでいる。
この取引条件には、7月1日までに別の売却先を探すことができるゴーショップ条項が盛り込まれている。契約を取り消す場合は、理由に応じて最大1億7170万ドルの違約金を支払う。一方、新たな入札者も2億9060万ドルの手数料を支払う条件が付されている。
(NY時間09:45)
クラウデラ 15.96(+3.10 +24.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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