アマゾンが上昇 巣ごもり需要後退でも強気の見通し示す=米国株個別
アマゾンが上昇。1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を大きく上回った。クラウドのアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)部門も予想を大きく上回る良好な決算となった。第2四半期についても、予想を上回る強気の売上高見通しを示した。ワクチン接種の進展で巣ごもり需要が後退し、米国人の買い物習慣がパンデミック前に戻る可能性がある中でも高成長を見込んでいる。
同社はプライム会員のイベント「プライムデー」を第2四半期に開催することを明らかにした。同イベントは、都市封鎖のさなかにあった前年との比較で業績を良く見せる要因となる可能性がある。
今回の決算を受けて目標株価を引き上げるアナリストも相次いだ。なかには4500ドルに引き上げたアナリストもいる。すべての事業が期待を上回ったとしている。
「今回の決算はeコマース分野において、同社の影響力がまだまだ大きく、ますますグローバル化している姿を浮き彫りにした。フルフィルメントと配送効率改善への取り組みに加え、広告とAWS事業を成長させている」と指摘した。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):15.79ドル(予想:9.69ドル)
・売上高:1085.2億ドル(予想:1045.6億ドル)
AWS:135億ドル(予想:130.9億ドル)
・営業利益:88.7億ドル(予想:61.1億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:1100~1160億ドル(予想:1083.5億ドル)
・営業利益:45~80億ドル(予想:69.9億ドル)
(NY時間09:54)
アマゾン 3533.53(+62.22 +1.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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