広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均はプラスに転じる FOMC議事録は慎重姿勢=米国株後半

株式 

NY株式17日(NY時間15:40)
ダウ平均   31634.19(+111.44 +0.35%)
ナスダック   13968.49(-79.01 -0.56%)
CME日経平均先物 30425(大証終比:+25 +0.08%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラスに転じている。午後になって1月開催分のFOMC議事録が発表され、「財政刺激策とワクチンが大幅な経済引き上げをもたらす」と指摘した一方で、「実質的な進展には時間がかかり、資産購入を変更する前にはコミュニケーションをとることが重要」とも言及した。全体的には、パウエルFRB議長がこれまで示して来た慎重姿勢を強調したスタンスからかけ離れた印象はない。

 きょうはIT・ハイテク株中心に利益確定売りが強まり、序盤の株式市場は戻り売りに押された。朝方発表の1月の米小売売上高は予想を大きく上回る強い内容となるなど、特に悪材料が出たわけではない。このところの上昇で買い疲れが出ているものと思われ、これまで上げをリードしてきたIT・ハイテク株など成長銘柄に利益確定売りが出ているようだ。

 米小売売上高については、前月比で5%超上昇。全業種に渡って増加が見られており、12月に実施した600ドルの直接給付が効いているとの指摘が多い。現在協議されている追加経済対策では1400ドルの直接給付が盛り込まれており、3月には実現しそうな気配もある。本日の米小売売上高の結果は、春以降のさらなる個人消費の盛り上がりを期待できる指標との認識も出ているようだ。

 一方でインフレ期待も高まっており、米国債利回りも上昇が続いている。本日は低下しているものの、米10年債は一時1.33%まで上昇していた。長期金利の上昇は銀行株は別にして、株式市場にとってはネガティブ要因。きょうは午後にFOMC議事録の公表が予定されているが、FRBは慎重姿勢を強調しており、それを裏付ける内容になるとみられている。

 市場からは、リフレ取引は回復を巡る楽観論にけん引されていることから、株式市場にとってはポジティブだが、長期金利の上げが速過ぎるとセンチメントは急速に悪化するとのコメントも聞かれた。

 インフレ上昇については、バイデン政権の大規模な追加経済対策への期待が主因となっているが、あくまで潜在力を下回っている経済に刺激を加えるためのもので、支出は数年に渡って分散化される。短期的にインフレが上昇する可能性はあるが、それ以上にFRBの金利据え置きが期待されるとの指摘も出ていた。
 
 IT・ハイテク株のほか、産業株も本日は軟調なものが目立つ。

 ダウ採用銘柄ではベライゾン、シェブロンの買いが目立っているほか、ホームデポ、メルク、ナイキが上昇。アムジェン、ウォルグリーンも買われている。一方、アップルやアメックス、ハネウェル、ボーイングが下落。

 ベライゾン、シェブロンは前日引け後に著名投資家のバフェット氏が率いるバークシャーが両銘柄の保有を明らかにしたことが材料視されている模様。一方、アップルについては保有を縮小した。

 ナスダックは一時1%超の大幅安。アップルのほか、エヌビディア、ペイパル、AMDが下落。一方、アマゾンが上昇に転じているほか、マイクロソフト、アルファベットがプラスで推移している。

 ウェルズ・ファーゴが商いを伴って上昇。ブルームバーグがFRB関係者の話として、リスク管理とガバナンスの是正措置に関する同行の提案を受け入れることを非公式に同行に伝えたと報じたことが材料視されている。

 TDHやドッグネスといった中国のペット関連株に資金が集中しており、両銘柄とも急伸。今週、個人投資家の人気サイト「レディット」で紹介されており、ゲームストップやACMと同様の資金が集まっている模様。

 電池のリサイクルを手掛けるアクア・メタルズが大幅高。ドイツの化学大手BASFとの提携を材料視。

 油田サービスのマンモス・エナジーが上昇。同社傘下のアクアウルフが主要な電力会社からエンジニアリングおよび設計サービスの契約を獲得したことを材料視。

 バイオ医薬品のVIRバイオが大幅高。英グラクソスミスクライン(GSK)が同社への出資を1.2億ドル増やすほか、新型ウイルスでの両社の協業拡大のめ2.25億ドルの前払い金を支払うと発表した。

ウェルズ・ファーゴ 36.44(+1.65 +4.73%)
TDH 4.68(+1.55 +49.36%)
ドッグネス 2.84(+0.61 +27.35%)
アクア・メタルズ 6.91(+0.85 +13.99%)
マンモス・エナジー 7.00(+1.85 +35.97%)
VIRバイオ 78.40(+11.02 +16.35%)

アルファベット(C) 2128.60(+6.70 +0.32%)
フェイスブック 273.35(-0.62 -0.23%)
ネットフリックス 551.21(-6.07 -1.09%)
テスラ 795.43(-0.79 -0.10%)
アマゾン 3308.00(+39.05 +1.19%)
エヌビディア 598.02(-15.19 -2.48%)
ツイッター 71.99(-1.98 -2.67%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 327.06(+2.44 +0.75%)
メルク 75.67(+1.42 +1.91%)
マクドナルド 213.85(-1.18 -0.55%) 
マイクロソフト  243.96(+0.82 +0.34%)
ホームデポ 281.27(+5.88 +2.14%)
ボーイング 215.69(-1.49 -0.69%) 
ベライゾン 57.22(+3.07 +5.66%)
ビザ 207.84(-0.06 -0.03%) 
ハネウェル  201.94(-1.50 -0.74%) 
ナイキ 144.46(+2.75 +1.94%)
トラベラーズ  148.12(+0.70 +0.47%)
ディズニー 186.71(+0.36 +0.19%) 
ダウ・インク 58.56(-0.19 -0.32%)
セールスフォース  247.68(-0.91 -0.37%) 
シスコシステムズ 46.35(-0.16 -0.34%)
シェブロン 95.97(+2.84 +3.05%) 
コカ・コーラ 50.27(0.00 0.00%) 
ゴールドマン  312.70(+0.74 +0.24%)
キャタピラー  202.07(-0.31 -0.15%) 
ウォルマート 147.06(+1.40 +0.96%)
ウォルグリーン 49.68(+0.53 +1.07%) 
インテル 62.07(-0.40 -0.64%)
アメックス 128.96(-1.72 -1.32%) 
アムジェン 235.74(+2.70 +1.16%)
アップル  130.90(-2.29 -1.72%)
P&G 128.71(+0.79 +0.62%)
JPモルガン 144.87(+0.22 +0.15%)
J&J 165.70(+0.63 +0.38%)
IBM 119.98(-0.09 -0.07%)
3M 176.92(+0.29 +0.16%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

ヒロセ通商 58

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 107
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 95
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 98
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 25
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

Pick Up 雇用統計 FOMC

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます