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海外市場でやや調整入る、値幅は限定的

見通し 

海外市場でやや調整入る、値幅は限定的

中期的な流れはまだ上か、先週末雇用統計の弱さもあり、上値追いには慎重

【東京市場】ドル円しっかりも、高値追いには慎重

 朝方は高値からの調整ムードが広がり、105円33銭を付ける動きとなったが、
ドル売りの動きは限定的なものにとどまり、ドル円は日経平均の力強い上昇を受けた円売りの動きもあって105円55銭前後まで反発。
105円台後半での買いには慎重姿勢が見られ、その後は午後まで105円台半ば前後での推移とドル高円安基調が継続している。

 先週末にロンドン市場からの欧州通貨買いの流れと米雇用統計後のドル売りの流れに、
1.1950台から1.2050手前まで上昇したユーロドルは、朝方1.2050を超える場面が見られるなどしっかり。
その後はドル円などでのドル買いもあって少し調整が入ってのもみ合いに。

【ロンドン市場】ドル買い優勢

 
 米債利回りの上昇などを受けてドル買いの流れが強まり、
ドル円は朝方東京市場の高値を超えて105円67銭前後まで。
ユーロドルが1.2023前後まで値を落とすなど動きを見せた。
米10年債利回りが1.20に迫る動きを見せてドル買いを支えた。

 もっとも高値からのドル買いにはやや慎重で値幅自体は限定的に。

【NY市場】高値から調整

 ドル円は105円台前半に値を落とした。
ユーロドルが1.2060台まで値を落とすなど
ドル売りの動きがやや優勢に。
目立った材料が出たというよりも、ドル高に対する調整が優勢となった格好。

 ユーロに関してはイタリアの政局で
ドラギ前ECB総裁が各政党を回った組閣準備を行う中で
EU予算共通化を条件としていることなどが好感された面も。

【本日の見通し】もみ合いから流れ探る

 ドルの中期的な上昇基調は継続も、
上値追いに慎重姿勢が見られる。
ユーロドルが昨日のドル買い局面で1.2020前後までの下げにとどまり
下値トライに一服感が出ていることなどが背景に。

 今日は目立った材料がないこともあり次の方向性を探る展開。
金曜日、週明け月曜日と105円台半ば超えを付けて調整が入っていることもあり
いったん105円を割り込むような動きも十分にありそう。
 

【本日の戦略】押し目買い

 やや上値が重いが、中期的な流れは変わらずか
スウィングは押し目買いを意識。
104円台後半での買い場を探りたい。
デイトレはより柔軟に。
頭が重そうならば売りからもあり、
どちらから入ってもかなり軽めの回転でストップも早く。
ある程度の値動きが期待される一方 値幅自体はあまり期待していない。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《2/8 月曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.42  1.2039  126.90
高値  105.67  1.2066  127.13
安値  105.15  1.2020  126.65
終値  105.23  1.2050  126.78
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/8 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  29388.50 ▲609.31
DOW   31385.76 ▲237.52
S&P    3915.59 ▲28.76
Nasdaq  13987.64 ▲131.34
FTSE   6523.53 ▲34.20
DAX   14059.91 ▲3.19
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/8 月曜日の商品市場》
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=57.97(+1.12 +1.97%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1834.20(+21.20 +1.17%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《2/8 月曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
国際収支(12月)08:50
結果 11656.0億円
予想 10830.0億円 前回 18784.0億円(経常収支)
結果 22784.0億円
予想 22017.0億円 前回 23393.0億円(経常収支(季調済))
結果 9651.0億円
予想 9475.0億円 前回 6161.0億円(貿易収支)

【スイス】
雇用統計(1月)15:45
結果 3.7%
予想 3.7% 前回 3.5%(失業率(季調前))
結果 3.5%
予想 3.5% 前回 3.5%(3.4%から修正)(失業率(季調済))

【ユーロ圏】
ドイツ鉱工業生産指数(12月)16:00
結果 0.0%
予想 0.3% 前回 1.5%(0.9%から修正)(前月比)
結果 -1.0%
予想 -1.0% 前回 -2.5%(-2.6%から修正)(前年比)

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《2/8 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*格付け会社フィッチ
日本の格付けを「A」に据え置き、見通しは「ネガティブ」を維持。
新型コロナウイルス感染拡大による財政下振れリスクがあると指摘。
2020年度の日本経済は-5.3%と推定、2021年には+3.5%、2022年には+1.5%成長と予想。

【米国】
*メスター・クリーブランド連銀総裁
経済が必要としていることから、FRBは非常に長期間緩和的であろう。
経済が最大雇用に戻るまでには時間がかかる。
経済の回復が鈍い中、ワクチン接種は力強い回復につながる可能性。
一部セクターが他のセクターよりも遥かに良好。

【ユーロ圏】
*ラガルドECB総裁
感染の再拡大は重大な下振れリスク。
緩和的な金融政策が引き続き必要不可欠。
金融政策と財政政策で同時に取り組むことが重要。
ECBは権限の範囲内でその一部の実行をコミット。
ECBの戦略検証は下期に完了する見通し。
1月のインフレの上昇は予想通りだった。
この先数カ月、インフレは徐々に高まってゆく。
短期的には国内の物価圧力は抑制されたまま。
十分な金融刺激策がなお必要不可欠。
財政政策は一時的に目的かすべき。

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
マネーストックM2(1月)8:50
予想 9.2% 前回 9.2%(前年比)
 
【ユーロ圏】
ドイツ経常収支(12月)16:00
予想 233億ユーロ 前回 213億ユーロ

ドイツ貿易収支(12月)16:00
予想 140億ユーロ 前回 167億ユーロ

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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