シェブロンが予想外の赤字で下落 ノーブルの年金コスト計上=ダウ採用銘柄
シェブロンが下落しておりダウ平均を圧迫。10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株損益が予想外の赤字となった。パンデミックによるエネルギー需要低迷が響いたほか、ノーブル・エナジーの買収に伴う年金コストが1.2億ドル発生した。為替の影響も利益を5.34億ドル押し下げた。
ただ、石油と天然ガスの生産は過去2年の最低水準からは回復。ノーブルの買収で獲得したフィールドを吸収し、生産は原油価格暴落で一時的に縮小していたが、それを再開した。
同社のワースCEOは発表資料で、2020年は他に類を見ない年だったとしたうえで、「パンデミックと経済危機時に、われわれは好位置にあり、強固なバランスシートで今年を終えた」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益:-0.01ドル(予想:+0.07ドル)
・上流部門利益:5.01億ドル
・下流部門利益:3.38億ドル
・世界生産:日量327.7万石油換算バレル
(NY時間10:12)
シェブロン 86.73(-2.29 -2.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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