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ユーロ売りからドル売り円買いへ、ドル円一時103円台半ば割れ

見通し 

ユーロ売りからドル売り円買いへ、ドル円一時103円台半ば割れ

米住宅ローン申請件数の弱さなどきっかけ、米債利回りも上昇一服

ユーロは対ポンドでの売りがきっかけで一時1.2070台

【本日の見通し】イベント待ち

 今日は日銀金融政策決定会合、ECB理事会、トルコ中銀金融政策理事会など
重要イベントが目白押し。
豪州も雇用統計を控えており、結果を確認してからの動きとなりそう。

 日銀、ECBはともに現状維持見込みで一致。
日銀に関しては今後の柔軟性確保のために長短金利操作のうち長期金利の許容変動幅拡大などの検討が噂されているが
あるとしても今回の決定ではなく、議論を進めて3月以降でという見通しが大勢。
相場への影響は限定的か。

 ECBは前回量的緩和の拡充を実施したところだけに今回の変更はまずないとの見方が強い。
注目はラガルド総裁の会見で、ユーロ高を強くけん制してくるようだといったんユーロ売りの動きも。

 トルコは一部で利上げ継続見込みも、大勢の見方は据え置き。

 豪雇用統計は好調維持が期待されているが、比較的不安定な動きを見せているだけに予想との乖離に要注意。
全体の数字が堅調でも非正規中心の雇用増が見られると豪ドル売りも。

【本日の戦略】ECBなどにらむ

 ドル円は103円台半ば割れまで一時値を落とした。
ポイントである103円台半ばを割り込んだことで下値リスクを意識する展開に。
104円手前が重くなるようだともう一段のポジション調整もありそうだが
103円台前半は買い意欲もあるとみられるだけに、突っ込んだ売りよりも戻り売りを狙いたいという印象。
104円10銭超えではいったんストップ。
デイトレはもっと早く売りからの回転をトライか。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

【東京市場】値幅限定的

 ドル円は103円台後半での推移が続いた。昨日の東京市場で104円台を回復。
その後やや調整が入り大台を割り込むも、NY市場午前にも104円台を付けるなど堅調地合いを維持。
103円90銭台で東京朝を迎えた。
 104円台の買いに慎重な姿勢が見られたが、中期的なドル買い基調は継続で高値圏もみ合いが続いた後、
じりじりと103円70銭台まで。今晩の米大統領就任式を前に調整ムードも。

 ユーロドルは12140台での推移。昼前に1.2149まで上昇と、昨日からのユーロ高の流れが継続。
もっとも1.2150超えの買いにはやや慎重姿勢が見られた。
ユーロ円は朝方126円19銭を付ける動きが見られたが、海外市場の高値126円21銭に届かず。
朝方強めの推移を見せた日経平均が利益確定売りに反落となるなど、
株高が続かずクロス円全般に少し頭が抑えられる中で126円ちょうどばさみでの推移に。

【ロンドン市場】ユーロ売りポンド買い

 ユーロポンドでのユーロ売りポンド買いがユーロ全面安基調を誘った。
ユーロドルが一時1.2070台まで値を落とす展開に。

 ユーロポンドは直近安値を割り込んでのストップを巻き込んだ格好。
ユーロに関しては21日のECB理事会では政策金利の据え置きが見込まれているものの
ラガルド総裁が理事会後の定例会見でユーロ高をけん制するのではとの思惑があり、
売りにつながっている面も。

 ポンドは消費者物価指数の好結果もポンド買いにつながった。
このところの新型コロナウイルス変異種問題で追加緩和期待も、
物価上昇傾向がマイナス金利導入のハードルにとの思惑が広がった格好。

 ドル円は103円台後半でもみ合い。ユーロ円が126円10銭台から125円80銭近辺に値を落としている。

【NY市場】ドル円103円台半ば割れも

 MBA住宅ローン申請件数が予想外にかなり弱い数字となり
ドル売り円買いの動きにつながった。
バイデン氏の第46代米大統領就任式自体は波乱なく終了も、
バイデン政権下でドル売りが進むとの思惑もドル円の重石に。

 ユーロドルは一時の下げから1.21台を回復も戻りは鈍く1.2100前後での推移が続いた。

 ポンドはロンドン市場の上昇からの調整が入り、ポンドドルは1.37台から1.36台前半へ。

-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《1/20 水曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  103.90  1.2129  126.02
高値  103.94  1.2158  126.19
安値  103.45  1.2077  125.27
終値  103.54  1.2106  125.35
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《1/20 水曜日の主要株式指数》
日経  28523.26 -110.20
DOW   31188.38 +257.86
S&P    3851.85 +52.94
Nasdaq  13457.25 +260.07
FTSE   6740.39 +27.44
DAX   13921.37 +106.31
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《1/20 水曜日の商品市場》
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=53.24(+0.26 +0.49%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1870.20(+26.20 +1.42%)
+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《1/20 水曜日に発表された主な経済指標》

【英国】
消費者物価指数(12月)16:00
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 -0.1%(前月比)
結果 0.6%
予想 0.5% 前回 0.3%(前年比)
結果 1.4%
予想 1.3% 前回 1.1%(コア・前年比)

生産者物価指数(12月)16:00
結果 0.8%
予想 0.9% 前回 0.4%(0.2%から修正)(仕入・前月比)
結果 0.2%
予想 0.5% 前回 -0.3%(-0.5%から修正)(仕入・前年比)
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 0.3%(0.2%から修正)(出荷・前月比)
結果 -0.4%
予想 -0.6% 前回 -0.6%(-0.8%から修正)(出荷・前年比)

小売物価指数(12月)16:00
結果 0.6%
予想 0.6% 前回 -0.3%(前月比)
結果 1.2%
予想 1.2% 前回 0.9%(前年比)
結果 1.4%
予想 1.3% 前回 1.1%(前年比・除くモーゲージ利払い)

【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(12月)16:00
結果 0.8%
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
結果 0.2%
予想 -0.4% 前回 -0.5%(前年比)

ユーロ圏消費者物価指数・確報値(12月)19:00
結果 -0.3%
予想 -0.3% 前回 -0.3%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前年比)

【南アフリカ】
消費者物価指数(12月)17:00
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.0%(前月比)
結果 3.1%
予想 3.1% 前回 3.2%(前年比)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(01/09 – 01/15)21:00
結果 -1.9%
予想 N/A 前回 16.7%(前週比)

【カナダ】
消費者物価指数(12月)22:30
結果 -0.2%
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
結果 0.7%
予想 1.0% 前回 1.0%(前年比)

カナダ中銀政策金利 21日0:00
結果 0.25%
予想 0.25% 現行 0.25%

【ブラジル】
ブラジル中銀政策金利 21日6:30
結果 2.00%
予想 2.00% 現行 2.00%
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《1/19 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【カナダ】
*カナダ中銀声明
週40億加ドル超の資産購入を継続。
2023年まで安定的にインフレ2%は見込めない。
回復の強さに自信を持てるようになれば、資産購入ペースは必要に応じて調整。

*マクレム・カナダ中銀総裁
資産購入ペース縮小の検討は時期尚早。
しばらくは量的緩和(QE)が必要。
縮小は段階的になるだろう。
経済が予想以上に弱くなった場合は選択肢がある。
ワクチン接種の動向を注意深く見ている。
第1四半期のマイナス成長の見通しは、われわれが非常に深刻にみていることを意味。
設備投資の回復は早いと予想。
更なるカナダドル高は追加リスク。
大半のカナダドル高はドル安によるもの。
+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
日銀政策金利 時刻未定
予想 -0.10% 現行 -0.10%

通関ベース貿易収支(12月)8:50
予想 9305.0億円 前回 3661.0億円
予想 7192.0億円 前回 5702.0億円(季調済)

【豪州】
雇用者数(12月)9:30
予想 5.00万人 前回 9.00万人

失業率(12月)9:30
予想 6.7% 前回 6.8%

【香港】
消費者物価指数(12月)17:30
予想 -0.3% 前回 -0.2%(前年比)

【南アフリカ】
実質小売売上高(11月)18:00
予想 -2.6% 前回 -1.8%(前年比)

南アフリカ中銀政策金利 時刻未定
予想 3.50% 現行 3.50%

【トルコ】
トルコ中銀政策金利  20:00
予想 17.00% 現行 17.00%

【ユーロ圏】
ECB政策金利 21:45
予想 0.00% 現行 0.00%

ユーロ圏消費者信頼感・速報値(1月)22日0:00
予想 -15.0 前回 -13.9

【米国】
フィラデルフィア連銀景況指数(1月)22:30
予想 11.3 前回 9.1

住宅建築許可件数(12月)22:30
予想 160.5万件 前回 163.5万件

住宅着工件数(12月)22:30
予想 156.0万件 前回 154.7万件

新規失業保険申請件数(16日までの週)22:30
予想 93.5万件 前回 96.5万件(前週比)

【NZ】
消費者物価指数(第4四半期)22日6:45
予想 0.2% 前回 0.7%(前期比)
予想 1.1% 前回 1.4%(前年比)

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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