ウォルマートが西友株売却に絡み約２０億ドルの減損処理実施へ＝ダウ採用銘柄

　ウォルマートが１１－１月期に傘下の西友売却に絡んで約２０億ドルの減損処理を実施する。西友については、米投資ファンドＫＫＲと楽天がきょう、計８５％出資し買収すると発表した。ＫＫＲと楽天は一部継続出資するウォルマートと連携してデジタル化を進め、オンラインと実店舗を融合した効率的な事業運営を目指すという。

　出資比率はＫＫＲが６５％、楽天が２０％を出資する。買収額は非公表だが、両社は西友の負債などを含む企業価値を日本円で１７２５億円と算定した。ウォルマートは引き続き１５％の株式を保有する。

　ウォルマートは今回の減損処理に伴う１株利益への大きな影響はないとしている。なお、ウォルマートの株価は小幅に上昇。

（NY時間09:47）
ウォルマート　151.27（+0.73　+0.48%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美