米株安などを受けたリスク警戒感からの円買いの動き強まる=東京為替概況
昨日のロンドン市場で104円03銭を付けたものの、ユーロドルでのユーロ売りドル買いからのドル全面高基調もあり、104円70銭台まで回復し、104円60銭台で朝を迎えたドル円。午前中はやや頭が重いものの104円40銭台での推移と下値しっかり感が見られたが、午後に入って売りが強まる展開となり、104円10銭台まで値を落としてる。
昨日のNY引け後に発表されたアップルの決算で中国などでのIphone販売の不振もあって売り上げが見通しに届かず売りが出たことをきっかけに、米株が軟調地合いに。ハイテク中心の売りが目立つ中で日経平均も売りが強まる展開となり、リスク回避の円買いの動きが強まった。
欧州・米国で続く新型コロナウイルスの感染拡大傾向が継続。ドイツでの一日当たり新規感染者数がこれまでで最多を記録するなどの状況に、こちらでもリスク回避の円買いが入る展開に。
ユーロ円が122円00銭台を中心としたもみ合いから121円62銭まで下落するなど円高の動きが優勢に。ユーロドルは昨日の下げの反動もあって午前中はしっかりで1.1660台から1.1694まで上昇も、午後に入って買いが収まり1.1675前後まで下落。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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