米大統領選翌日11月4日時点でのドル円の確率が逆転
米大統領選翌日11月4日時点で、ドル円が105円超の確率は43.4%(先週末64.5%)、105円未満の確率は56.6%(先週末35.5%)と、先週から形勢が逆転している。104.00円未満の確率も27.6%(先週末16.8%)と、まだ低いものの上昇した。オプション取引から算出。
今週の為替相場は米追加経済対策への期待が高まり、リスク選好のドル売りが活発化した。それに伴いドル円も売りが強まり、心理的節目の105円を割り込んだことで形勢が逆転。円安のフォローも小さく、一時104.35円付近まで下落する場面が見られた。その後に買い戻しが入ったものの、105円手前で上値を止められたことで、さらに下値警戒感を高めたものと思われる。
週前半には強い上値抵抗となっていた105.50円水準を突破し、上値期待を高める動きも見られていたが、106円台を回復できずに失速したことで、上値の重さを再確認したロング勢が見切り売りを出していた面もありそうだ。このところ、105円台での膠着した展開が続いていたが、今週の下げで、投資家の意識は下にブレイクした印象だ。
なお、今週で米大統領選翌日11月4日時点の確率は終了します。来週からは、12月31日時点と3月31日時点の確率をお伝えします。
◆米大統領選翌日11月4日時点でのドル円の各ポイントの確率
108.00円超:0.9%(3.8%) ()は先週末
107.00円超:4.4%(13.6%)
106.00円超:16.5%(36.0%)
104.71円(週末終値)
105.00円超:43.8%(64.5%)
105.00円未満:56.2%(35.5%)
104.00円未満:26.8%(16.8%)
103.00円未満:11.5%(7.8%)
◆12月31日時点でのドル円の各ポイントの確率
108.00円超:13.5%(20.0%)
107.00円超:22.7(31.7%)
106.00円超:35.4(45.8%)
104.71円(週末終値)
105.00円超:50.0%(59.7%)
105.00円未満:50.0%(40.3%)
104.00円未満:36.2%(28.7%)
103.00円未満:25.5%(20.3%)
※ドル円のオプション取引から算出
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。