ダウ平均は続伸 出遅れ銘柄に買いの一方、IT・ハイテク株に利益確定売り=米国株序盤
NY株式2日(NY時間11:31)
ダウ平均 28847.13(+201.47 +0.70%)
ナスダック 11928.04(-11.62 -0.10%)
CME日経平均先物 23340(大証終比:+40 +0.17%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。きょうの市場は全体的にポジションの巻き返しの動きが出ている。株式市場では上げが鈍かった出遅れ銘柄を中心に買いの動きが見られる一方で、これまで上げをリードして来たIT・ハイテク株には利益確定売りが活発に入っている状況。
朝方に8月のADP雇用統計が発表になっていたが、雇用増加数は42.8万人と予想を大きく下回る内容となった。感染第2波が拡大する中で企業が採用に慎重になっている気配もうかがえる。雇用回復に減速傾向が見られる中で、週末の米雇用統計に暗雲が立ち込める内容ではある。しかし、米雇用統計とADP雇用統計は速報段階で必ずしも傾向は一致しない。
景気回復への不透明感が高まりつつあるものの、FRBの低金利政策の長期化への期待もあって、株式市場の先行きには楽観的な雰囲気が強い。2021年には企業業績も回復すると見ているようだ。ただ、足元はIT・ハイテク株中心に過熱感も指摘されている状況で、一服感が欲しいところでもあるようだ。
直近は小売り企業の決算が相次いでいるが、パンデミックの影響で赤字決算が多いものの、予想ほどではなく、概ねポジティブな受け止めが多いようだ。きょうもメーシーズの決算が伝わっていたが、予想ほどは赤字は大きくはなかった。
メーシーズ 7.12(+0.11 +1.50%)
アルファベット(C) 1678.35(+17.64 +1.06%)
フェイスブック 296.61(+1.17 +0.40%)
ネットフリックス 546.88(-9.67 -1.74%)
テスラ 429.39(-45.66 -9.61%)
アマゾン 3516.57(+17.45 +0.50%)
エヌビディア 570.02(+17.18 +3.11%)
ツイッター 42.88(+1.73 +4.20%)
ダウ採用銘柄
J&J 153.39(+1.87 +1.23%)
P&G 139.35(+1.17 +0.85%)
ダウ・インク 47.66(+0.39 +0.83%)
ボーイング 172.72(+0.62 +0.36%)
キャタピラー 147.79(+1.74 +1.19%)
ハネウェル 170.24(+2.27 +1.35%)
ビザ 214.65(+1.30 +0.61%)
ナイキ 115.13(+0.29 +0.25%)
ウォルグリーン 36.99(+0.21 +0.57%)
3M 168.55(+3.75 +2.28%)
セールスフォース 270.85(-10.40 -3.70%)
シェブロン 83.01(-0.07 -0.08%)
コカコーラ 51.12(+2.00 +4.07%)
ディズニー 133.83(+0.28 +0.21%)
マクドナルド 215.85(+3.16 +1.49%)
ウォルマート 146.70(-0.89 -0.60%)
ホームデポ 284.44(0.00 0.00%)
JPモルガン 101.14(+1.00 +1.00%)
トラベラーズ 116.85(+2.16 +1.88%)
ゴールドマン 208.31(+2.85 +1.39%)
アメックス 103.72(+1.25 +1.22%)
ユナイテッドヘルス 317.16(+4.33 +1.38%)
IBM 127.08(+3.68 +2.98%)
アップル 129.94(-4.24 -3.16%)
ベライゾン 60.32(+1.16 +1.96%)
マイクロソフト 230.74(+3.47 +1.53%)
インテル 52.55(+1.76 +3.47%)
アムジェン 255.36(+4.54 +1.81%)
メルク 85.97(+1.54 +1.82%)
シスコシステムズ 42.48(+0.45 +1.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。