雇用統計含めドル円流れがやや変化

見通し 

雇用統計含めドル円流れがやや変化

レンジ取引中心も少しドル買い円売りの意識

【7日の市場】雇用統計好結果

 ドルの買い戻しが優勢となった。先月末にこれまでのドル売りからの調整が一気に入った後
先週は週を通してドル売りが再び優勢となり、ユーロドルが1.19台を回復するなどの場面が見られた。
しかし、7日の市場でその調整が入りドル買いの動きに。
雇用統計までは警戒感もあってもみ合い。
雇用統計が予想を超える非農業部門雇用者数や好結果となった失業率を示しドルの買い戻しに。
もっとも米中対立への警戒感もあり、ドル買いの動きは一息。
106円台を回復する場面も、105円台に落として週の取引を終えた。

【10日の市場】しっかりも高値追いに慎重

 ロンドン市場午前に106.20前後まで上昇と先週末の高値を超える動きに。
もっともその後105円70銭台まで調整が入るなど、一方向の動きにはならず
106円前後でのもみ合いがつづいた。

 米中対立の動きが強まっており警戒感も。
先週示されたTIKTOKやウィーチャットとの取引停止の動きが重石となっている。
また、香港の行政長官をはじめとする高官への制裁と
報復としての米要人への制裁の動きも警戒感を誘っている。

【本日の見通し】もみ合いから次の方向性探る

 ドル円は106円前後でのもみ合いが続く展開。
中期的なドル全面安基調もユーロドルが1.17台前半まで押されており、
やや頭の重い展開となる中で、突っ込んだドル売りには慎重姿勢も。

 積極的なドル買いを手控える動きも、
雇用統計などの重要イベントをクリアした後だけに
そろそろトレンドが生じる流れに。
リスクは下方向、中期的トレンドも下だが、米経済の回復期待が強いだけに
短期的にはドル買い圧力が強いとみている。
 

【本日の戦略】押し目買い

 ドル円は押し目買い
デイトレのターゲットは106.50手前。
スウィングも今日は買いからの意識だが
中期的な流れはまだ下を意識しており
警戒感の強い展開。持ちすぎない方がよさそうな印象。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《8/7 金曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.55  1.1877  125.36
高値  106.05  1.1883  125.40
安値  105.48  1.1755  124.46
終値  105.92  1.1787  124.85
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《8/7 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  22329.94 -88.21
DOW   27433.48 +46.50
S&P    3351.28 +2.12
Nasdaq  11010.98 -97.09
FTSE   6032.18 +5.24
DAX   12674.88 +83.20
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《8/7 金曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=41.22(-0.73 -1.74%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=2028.00(-41.40 -2.00%)
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《8/7 金曜日に発表された主な経済指標》

【中国】
中国貿易収支・ドル建てベース(7月)12:14
結果 623.3億ドル
予想 426.0億ドル 前回 464.2億ドル
結果 7.2%
予想 -0.6% 前回 0.5%(輸出・前年比)
結果 -1.4%
予想 0.9% 前回 2.7%(輸入・前年比)

【日本】
景気動向指数(速報値)(6月)14:00
結果 85.0
予想 84.9 前回 78.4(景気先行指数)
結果 76.4
予想 77.2 前回 73.4(景気一致指数)

【ユーロ圏】
鉱工業生産指数(6月)15:00
結果 8.9%
予想 8.2% 前回 7.8%(前月比)
結果 -11.7%
予想 -11.4% 前回 -19.3%(前年比)

経常収支(6月)15:00
結果 224億ユーロ
予想 150億ユーロ 前回 70億ユーロ(65億ユーロから修正)

貿易収支(6月)15:00
結果 156億ユーロ
予想 113億ユーロ 前回 70億ユーロ(71億ユーロから修正)

【カナダ】
雇用統計(7月)21:30
結果 41.85万人
予想 38.00万人 前回 95.29万人(雇用者数)
結果 10.9%
予想 11.0% 前回 12.3%(失業率)

Ivey購買担当者景況感指数(7月)23:00
結果 68.5
予想 N/A 前回 58.2

【米国】
雇用統計(7月)21:30
結果 176.3万人
予想 148.0万人 前回 479.1万人(480.0万人から修正)(非農業部門雇用者数)
結果 10.2%
予想 10.6% 前回 11.1%(失業率)

民間部門雇用者数
結果 146.2万人
予想 117.6万人 前回 473.7万人(476.7万人から修正)

製造業雇用者数
結果 2.6万人
予想 26.1万人 前回 35.7万人(35.6万人から修正)

平均時給
結果 0.2%
予想 -0.5% 前回 -1.3%(-1.2%から修正)(前月比)
結果 4.8
予想 4.2% 前回 4.9%(5.0%から修正)(前年比)

週平均労働時間
結果 34.5
予想 34.4 前回 34.6(34.5から修正)

労働参加率
結果 61.4%
予想 61.8% 前回 61.5%

卸売在庫(確報値)(6月)23:00
結果 -1.4%
予想 -2.0% 前回 -2.0%(前月比)
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《8/7 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*トランプ米大統領
中国バイトダンスが運営する動画投稿アプリのティックトック売却に関する大統領令に署名。
バイトダンスとのいかなる取引も禁止する。
45日以内にティックトックの使用を中止しない企業には制裁を科す。
中国テンセントのウィーチャットの脅威に対処する大統領令にも署名。

*ムニューシン米財務長官
トランプ大統領に景気対策での大統領令発令を提言する。

*クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
米景気対策交渉、あまり進展していないもよう。
合意なしの場合、トランプ大統領が慎重に大統領権限を検討。
大統領は給与税減税の大統領令を出すと思う。
米雇用統計は良好な内容だった。
これは自律回復を示唆している。

【豪州】
*豪中銀四半期金融政策報告書
豪州にとって過去最低水準の金利と3年物国債利回り0.25%目標を含む政策措置が企業や家計への信用供与をサポートしている。
ここ数カ月で新型コロナウイルスの感染拡大に対応したパッケージを見直したが、
3月中旬に決定したパッケージを調整する必要がないと結論付けた。
今後の状況次第で調整する選択肢を除外していない。
為替介入、マイナス金利などの、その他の金融措置についても議論を行った。
また政府に対する直接融資もレビューした。
マイナス金利を豪州が採用する可能性は低いとみている。
豪ドルの価値はファンダメンタルズとほぼ一致。市場が良好に機能している中で為替介入を行うケースはなかったと結論。
またそのような状況での為替介入は効果が限定的な可能性がある。
豪経済の回復ペースは以前の予測よりも遅いと予想される
ビクトリア州で今月再開されたロックダウンにより、
新規の集団感染が発生しなかったケースと比べて、四半期GDP成長を少なくとも2%ポイント引き下げる。
豪中銀のベースラインシナリオでは、失業率は今年末までに約10%に達し、そこでピークになると予想

*エリス豪中銀副総裁
経済活動が再開されたときに、以前の水準まで完全に立ち直る可能性が低い理由がいくつかある。
新型コロナウイルスの感染拡大前に豪中銀が想定していたトレンドの流れに戻るまでに数年かかる。
その想定においてもビクトリア州以外でのロックダウン再開は想定されていない。
需要の減退と将来の不確実性の拡大は、家計・企業の支出決定をより慎重にさせる。
当面は需要は低いままとなるだろう。

【中国】
*中国トップ外交筋
第一弾通商合意の実行にとって良い環境を作ること米国に要求。
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《8/10 月曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.90  1.1788  124.61
高値  106.20  1.1801  124.96
安値  105.71  1.1736  124.34
終値  105.96  1.1738  124.38
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《8/10 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経   休み
DOW   27791.44 +357.96
S&P    3360.47 +9.19
Nasdaq  10968.36 -42.62
FTSE   6050.59 +18.41
DAX   12687.53 +12.65
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《8/10 月曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=41.94(+0.72 +1.75%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=2039.70(+11.70 +0.58%)
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《8/10 月曜日に発表された主な経済指標》

【中国】
消費者物価指数(7月)10:30
結果 2.7%
予想 2.6% 前回 2.5%(前年比)

生産者物価指数(7月)10:30
結果 -2.4%
予想 -2.5% 前回 -3.0%(前年比)

【スイス】
雇用統計(7月)14:45
結果 3.2%
予想 3.2% 前回 3.2%(失業率(季調前))
結果 3.3%
予想 3.4% 前回 3.3%(失業率(季調済))

【トルコ】
雇用統計(5月)16:00
結果 12.9%
予想 N/A 前回 12.8%(失業率)
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《8/10 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【米国】
*ムニューシン米財務長官
失業給付は10セントたりとも州の負担にはならない。
1兆ドルの州支援というのはあまりに非常識。
民主党は合意したがっていると思う。
Tiktokは明らかに安全保障上の対応。
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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
国際収支(6月)8:50
予想 -1100億円 前回 -5568億円(貿易収支)
予想 1328億円 前回 11768億円(経常収支)
予想 10008億円 前回 8211億円(経常収支・季調済)

【英国】
失業率(7月)15:00
予想 N/A 前回 7.3%

ILO失業率(6月)15:00
予想 N/A 前回 3.9%(3カ月)

【ユーロ圏】
ドイツZWE景況感指数(8月)18:00
予想 60.0 前回 59.3

【南アフリカ】
失業率(第2四半期)18:30 
予想 35.0% 前回 30.1%

製造業生産高(6月)20:00 
予想 30.0% 前回 -44.3%(前月比)

【インド】
鉱工業生産(6月)21:00
予想 -21.7% 前回 -17.5%(前年比)

【カナダ】
住宅着工件数(7月)21:15
予想 20.06万件 前回 21.17万件

【米国】
生産者物価指数(7月)21:30
予想 0.3% 前回 -0.2%(前月比)
予想 -0.7% 前回 -0.8%(前年比)
予想 0.1% 前回 -0.3%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 0.1% 前回 0.1%(食品エネルギー除くコア・前年比)

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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