【今週の注目材料】米景況感は改善へ向かう~シカゴPMI・ミシガン大学消費者信頼感指数

経済指標 

 今週金曜日29日22時45分には5月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表されます。
前回4月分の数字は35.4と、3月の47.8から悪化しました。好悪判断の境は50であり、かなり下回っている印象。水準的にはリーマンショックの影響が残った2009年3月以来11年1か月ぶりの低水準でした。

 シカゴPMIの構成要素のうち、特に厳しい数字となったのが21ポイントと過去最大の落ち込み幅を示した新規受注。生産も19ポイント低下。水準的には40年弱ぶりのところまで落ち込んでいます。雇用も11.1ポイントの大幅な低下。受注残はわずかな低下となりました。一方で入荷遅延は大きな上昇で1974年4月以来の高水準となりました。一般的に入荷遅延は生産が間に合っていない状況で、好況期に起こることが多いですが、今回に関しては新型コロナウイルスの影響で生産が止まっている&物流にも制限がかかるという状況であり、上昇も好数字とは言えないところです。

 こうした状況を受けての今回の数字ですが、40.0と改善が見込まれています。シカゴPMIの調査対象地域には、全米の郡の中でもっとも感染者数が多い(22日付)クック郡(シカゴ市の一部)が含まれるなど、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が大きく出ている地域ですが、こうした地域でもロックダウン緩和への期待感など、前向きな動きが出ていることが感じられる予想となっています。
 予想もしくはそれ以上の数字が出てくるとドル買いの安心感につながりそうです。
 
 なお、シカゴPMIの15分後に5月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が発表されます。15日に発表された速報値では、4月の71.8に対して68.0まで悪化するとの事前見通しに反して、73.7と改善を示し、市場を驚かせました。今回の確報値でも同じ73.7が見込まれています。速報値と変わらずということで予想前後の数字ではインパクトは薄いですが、4月から改善した数字ではあり、シカゴPMIが強めに出ると、その後のドル買い基調に寄与する可能性があります。

MINKABU PRESS 山岡和雅
 

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執筆者 : MINKABU PRESS

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