ダウ平均は急落 渡航制限発表で景気後退への懸念が一層強まる きょうもサーキットブレーカー発動=米国株序盤
NY株式12日(NY時間11:18)
ダウ平均 21589.20(-1964.02 -8.34%)
ナスダック 7411.25(-540.81 -6.80%)
CME日経平均先物 17450(大証終比:-690 -4.00%)
きょうも市場はリスク回避を強めており、ダウ平均は一時2197ドル安まで急落した。依然として新型ウイルス感染の拡大が収束を見せない中、トランプ大統領がきのう、欧州から米国への30日間の渡航制限を行うと発表したことで、景気後退への懸念が一層強まっているようだ。的を絞った刺激策の欠如と、市場が広く期待していた11月の大統領選までの給与税免除を打ち出せていない中、今回の渡航制限の発表はさらに、市場の雰囲気を悪化させたようだ。金融危機以来の景気低迷が訪れるのではとの不安感から、株式市場ではポジション整理が急速に進んでおり、売りが売りを呼ぶ展開が続いている。
きょうも9日に引き続き、取引開始後まもなく、サーキットブレーカーが発動された。S&P500株価指数が7%下落したことから、15分間取引が停止されている。取引再開後は下げ渋る動きを見せているものの、9日のように買戻しが盛り上がる気配はいまのところ見られていない。トランプ大統領の渡航制限に発表で、航空株や旅行レジャー関連を中心に下落し、きょうも全面安の様相となっている。
ナスダックも大幅安となっており、先月19日に付けた直近1年間の最高値から20%超下落しており、弱気相場に転落している。IT・ハイテク株は揃って下落。
アルファベット(C) 1132.54(-82.87 -6.82%)
フェイスブック 160.78(-9.46 -5.56%)
ネットフリックス 326.27(-23.65 -6.76%)
テスラ 563.03(-71.20 -11.23%)
アマゾン 1716.98(-103.88 -5.70%)
エヌビディア 227.65(-18.82 -7.64%)
ツイッター 28.00(-3.30 -10.54%)
ダウ採用銘柄
J&J 125.79(-6.01 -4.56%)
P&G 104.15(-7.44 -6.67%)
ダウ・インク 23.46(-4.53 -16.18%)
ボーイング 166.74(-22.34 -11.82%)
キャタピラー 89.38(-11.31 -11.23%)
ユナイテッド 97.27(-10.24 -9.52%)
ビザ 162.12(-10.83 -6.26%)
ナイキ 74.89(-9.11 -10.85%)
ウォルグリーン 42.07(-4.10 -8.88%)
3M 134.81(-12.43 -8.44%)
エクソンモビル 38.31(-3.67 -8.74%)
シェブロン 75.30(-7.73 -9.31%)
コカコーラ 47.71(-4.50 -8.62%)
ディズニー 94.26(-11.25 -10.66%)
マクドナルド 171.31(-16.94 -9.00%)
ウォルマート 106.93(-7.50 -6.55%)
ホームデポ 192.78(-20.11 -9.45%)
JPモルガン 87.00(-8.96 -9.34%)
トラベラーズ 103.88(-8.72 -7.74%)
ゴールドマン 157.01(-14.88 -8.66%)
アメックス 83.84(-11.54 -12.10%)
ユナイテッドヘルス 260.08(-17.70 -6.37%)
IBM 104.55(-13.42 -11.38%)
アップル 255.70(-19.73 -7.16%)
ベライゾン 52.17(-2.66 -4.85%)
マイクロソフト 144.12(-9.51 -6.19%)
インテル 47.66(-4.00 -7.74%)
ファイザー 30.75(-1.42 -4.41%)
メルク 74.57(-4.68 -5.91%)
シスコシステムズ 34.31(-2.74 -7.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。