G7電話会議が裏目、「米ドル/円」106円台。
マーケットコンディション
昨日のドル円は、108.30円で始まると、東京時間、前日世界中銀の協調緩和期待でNYダウ平均が上昇した事を受け、9時前に108.53円まで上昇。しかし、「現時点で協調利下・財政出動といった政策対応は盛り込まない方向で調整」との報が入ると、107.66円まで下落。ロンドン時間、G7財務相・中央銀行総裁緊急電話会を控え107円台後半で小動き。NY時間、G7財務相・中央銀行総裁の会議で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気下振れリスクに対応するため「あらゆる適切な政策手段を用いる」と共同声明すると、具体的内容ではなかった事に失望し、ドル円は売りが先行。その後FRBが臨時のFOMCを開き、政策金利を0.5%引き下げ実行。しかし、NYダウ平均や米10年債利回りが低下し、ドル円は106.92円まで下落。
G7電話会議が裏目、「米ドル/円」106円台。
金融政策だけで、新型ウイルスの猛威を食い止める事は難しい。この流れ場、暫く続きそうだ。テクニカル的には、本日日足一目均衡表で「三役逆転」が点灯。107円割れとなり、まだ下振れリスクに警戒。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。