今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は、前日の海外株安の影響で日本株が軟調な中でも、一時111円台を回復するなど底堅く推移。連休明けの本邦勢の押し目買いなどが支えになった模様ですが、買い一巡後は伸び悩んでいます。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
2/25(火)
16:00 独10-12月期GDP・改定値
17:00 デコス・スペイン中銀総裁講演
21:00 メキシコ10-12月期GDP・確定値
23:00 米12月住宅価格指数
23:00 米12月ケース・シラー住宅価格指数
24:00☆米2月消費者信頼感指数
24:00 米2月リッチモンド連銀製造業景気指数
27:00 米2年債入札(400億ドル)
29:15 クラリダFRB副議長講演
※☆は特に注目の材料
米2月消費者信頼感指数などの経済指標も気になりますが、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の先行きに不安が広がる中、昨日大幅安となった欧米株式市場の動向に注目が集まりそうです。また、昨日は米10年債利回りが1.35%台まで低下して2016年7月に記録した史上最低水準(1.32%前後)に接近しました。本日の米国債市場の動向も注目です。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。