続落、新型肺炎の感染拡大で中国の需要見通しは悪化＝ＮＹ原油概況

NY原油先物3月限（WTI）（終値）
1バレル＝49.57（-0.75　-1.49%）

　ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比（速報値）は、期近２限月が前日比０．７７～０．７５ドル安。その他の限月は０．７９ドル安～０．２２ドル高。
　
　新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中国で景気減速ペースが早まることや、石油需要が一段と減少することが警戒されている。中国は世界最大の原油の輸入国。サウジアラビアやロシアを中心としたＯＰＥＣプラスが、追加減産で合意できるかどうか不透明であることも重し。ロシアは追加減産が妥当か判断を先送りしている。

　時間外取引で３月限は底堅く推移。売りが先行したものの、５０．４９ドルまで小幅高となった。ただ、上値は重く、通常取引開始後に再び売りが強まると４９．４２ドルまで下げた。

MINKABU PRESS