ＧＥが上昇 フリーキャッシュフローの見通しに安心感が広がる＝米国株個別

　ＧＥが上昇。１０－１２月期決算を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。発電用のタービンなどを手掛けるパワー部門は減収となったものの、航空機や再生可能エネルギー部門が貢献した。一方、今年通期の１株利益の見通しは予想を下回っている。

　ただ、同社に対する市場の最注目はキャッシュフローの動向だが、今年度通期の産業フリーキャッシュフロー（ＦＣＦ）を２０億ドル～４０億ドルと見込んでおり、予想（２２億ドル）を上回ったことで、安心感が広がっている模様。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.21ドル（予想：0.17ドル）
・売上高：262億ドル（予想：252.9億ドル）
　　パワー：54億ドル（前年比-20％）
　　航空機：89.4億ドル（前年比+5.7％）
　　ヘルスケア：54億ドル（ほぼ変わらず）
　　再生可能エネルギー：47.5億ドル（前年比+41％）
・受注高：249億ドル
・受注残：4046億ドル

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：0.50～0.60ドル（予想：0.67ドル）
・産業FCF：20～40億ドル（予想：22億ドル）

（NY時間09:54）
ＧＥ　12.64（+0.91　+7.72%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美