大幅続落、中国が対米報復措置検討で崩落=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=55.17(-2.94 -4.90%)
ニューヨーク原油は大幅続落。短縮取引の中、おおむね欧州の時間帯までは、米サンクスギビンクデー(感謝祭)と土日の谷間の取引で閑散もみ合いで終わるとみられていたが、米国の時間帯に入ると、一転して崩れる展開となり、ほぼ一方的な棒下げとなった。下落場面では、中国が米国の香港人権法に対する報復措置を検討していることが報じ
られたことで、米中貿易交渉に対する不透明感が増したことや、イラクの首相が辞意を表明したことも同国の反政府デモが鎮静化するとの見方から売り口実となった。
また、騰勢の続いた米株が月末の利食い売りに下押されたことも、市場をリスクオフの動きに傾けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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