【9月11日予想】暴落の兆し?上昇トレンド銘柄に変化あり
上昇トレンド銘柄に注意
10日の日経平均株価は上昇しました。日経平均株価は前日比0.35%プラスの21392円10銭、マザーズ指数は前日比0.45%マイナスの855.03ポイントとなりました。
今日の相場を一言で言うならば、
「いやーな下げ方だなぁ・・・」
でしょう。
日経平均株価こそ上昇しているものの、個別銘柄の株価をチェックすると、これまで綺麗な上昇トレンドを描いていた銘柄のチャートが軒並み崩れ始めているのです。個別銘柄のニュースを見ても特段新しいものもないにも関わらず、業績好調でチャートも右肩上がりだった銘柄が軒並み大きく下落しています。
私の取り越し苦労だといいのですがもしかすると「大きな暴落の前触れ」かもしれません。
というのも私の経験上、このような現象が起こるのは「外国人投資家の仕業」の場合が多いからです。
外国人投資家が好んで保有するのが業績好調で株価も右肩上がりの銘柄です。そのような銘柄を現物で保有していた場合、普通に手仕舞いをすると株価に大きなインパクトを与えてしまいます。そこで株価にインパクトを与えないように現物株を売りながら日経平均先物を買い株式市場全体にインパクトを与えないようにするのです。「現物売りの日経平均先物買い」で株式市場全体に影響を与えないようにしながら、現物株の処理が終わったタイミングで、買っていた流動性の高い日経平均先物を手仕舞うのです。10日の株式市場を見ているとまさにそのようなトレードがされているのかもしれません。もちろん私の思いすごしということもありますがちょっと違和感を感じましたのでお伝えさせていただきました。明日以降の相場に十分注意して下さい。11日の日経平均株価は大幅安と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。