【8月19日予想】暴落前夜のタイミングか

達人の予想 

次週日経平均20000円割れに注意

前週末と比較し日経平均株価は1.3%マイナス、TOPIXは1.2%マイナス、マザーズ指数は2.2%マイナスとなりました。8月に入り米中貿易摩擦の激化懸念から株価が乱高下しています。加えて米国の長短金利が逆転し景気悪化懸念が台頭、米国株や日本株も不安定な展開が続いています。

現状は暴落後のリバウンドが一巡し小康状態となっていますが、次週は日経平均株価20000円割れも十分にあり得ると考えています。

中長期的な視点で考えた場合、今のタイミングは「2012年から続いた上昇トレンドから下落トレンドに変わる転換点」だと私は考えています。ですのでちょっとした悪材料が出れば一気に暴落の可能性も十分にあると考えているのです。

私が株式市場のトレンドが変わると考えている理由はみっつあります。

ひとつは、「日本経済の悪化」です。

8月に入り発表されている企業の第一四半期決算発表を見ると多くの企業が当初の予想よりも苦戦していることが分かります。日本の企業業績に頭打ちの兆しが見えているのです。言うまでもなく、長期的な視点で見ると株価は企業業績と連動します。その企業業績に頭打ちの兆しが見えているにもかかわらず、政府による過去に例を見ない金融緩和で株価がなんとか保たれているのが今の日本株の現状です。ただこの状況はいつまでも続きません。企業の業績が悪化すれば株価も下落する、これが真理でしょう。

ふたつめは、「消費税引き上げによる景気悪化懸念」です。

先ほど述べたように今の日本の企業業績は頭打ちの兆しが見えている状況のなか、金融緩和でなんとか株価が保たれている状況です。このような不安定な状況のなか秋に消費税増税が控えています。消費税増税によって私達の消費が落ち込み、今以上に景気が悪化する可能性が高いでしょう。そうなると、年後半にかけて日本企業の業績下方修正も相次いでくるのではないかと危惧しています。

みっつめは「米中貿易摩擦の激化」です。

今まさに米国と中国の間で世界の覇権争いが繰り広げられています。その覇権争いの一環として米中による関税の引き上げ合戦が繰り広げられているのです。この問題は短期的には収束する可能性はありますが、米中間の覇権争いは長期的な問題ですので、「米中貿易摩擦の激化」は当面続きます。その結果、世界経済の後退も十分にあり得るでしょう。
このような背景のなか、このタイミングで日本株は暴落の瀬戸際に立たされています。

日経平均株価は20500円前後の水準にまで下落し、私が日々監視している逆張り銘柄数は8銘柄まで到達しています。
私はこのままいくと今の水準より株価は5%~10%以上下落するのではないかと考えています。日経平均株価は20000円割れ、マザーズ指数は800ポイント割れも視野に入ってきているのです。

このように今のタイミングはまさに「2012年から続いた上昇トレンドが終わり、下落トレンドに転じる転換点」だと考えています。トレンドの転換点は株価が不安定な動きを示します。ちょっとした悪材料で大きく動きますのでリスク管理には十分に注意して下さい。19日の日経平均株価は大幅安(-100円~)と予想します。

西村剛

西村剛|フェアトレード株式会社 代表取締役

フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。

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