【7月26日予想】米国株高値更新で日経平均株価も上昇か
米国株はバブルの下地整いつつある
25日の日経平均株価は小幅上昇しました。日経平均株価は前日比0.22%プラスの21756円55銭、マザーズ指数は前日比0.57%プラスの896.70ポイントとなりました。米国株式市場でS&P500とナスダック指数が最高値を更新したことが好感され日本株も上昇しました。
25日の株価変動で日経平均株価のRSI(9日)は57.11%、マザーズ指数のRSI(9日)は36.26%となりました。テクニカル指標では日経平均株価は中立、マザーズ指数はやや売られ過ぎとなっています。
米国ダウ指数こそ下落しましたが、S&P500とナスダック指数が最高値を更新したことで米国株の上昇トレンドに弾みがつきそうです。目先の懸念材料である米中貿易摩擦は落ち着きをみせていますし、米国経済そのものは好調、加えて金利引き下げの可能性も高いことから、米国株はバブルの条件が整い始めています。
一方日本株に関しては、消費税増税での景気冷え込みや日韓問題、企業業績の下振れリスクなど、米国株ほど株価上昇の環境が整っているとは言いがたいでしょう。ですので米国株が高値を更新したとしても、同じタイミングで上昇すると言うよりは時間差で上昇するのではないかと考えています。まずは米国ダウ指数が高値を更新し、その後の日本株の動向に変化が出るか見極めるタイミングでしょう。26日の日経平均株価は小幅高と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。