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いよいよ大一番 - パウエル議会証言

達人の予想 

◆109円回復窺うが、失速…

※ご注意:予想期間は7月11日と表示されていますが、本日(7月10日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


『往き過ぎた利下げ期待に釘が刺される(思ったほどハト派寄りの発言ではない)』との思惑を囃し、欧州タイム序盤には“ドル買い優勢”となる場面が見られました。
米10年国債利回りは“2.06%台”へ上昇する中、これに引っ張られたドル円は“108.962円”へとさらに上値を伸ばしています。

しかしながら“上値追い”はここまで…。
“109円手前のドル売りオーダー”をこなすことはできず、その後は緩やかに“揉みあい”へと転じています。

◆ポイントは「利下げの幅」ではなく、「追加利下げの喫緊性」 - パウエル議会証言

こうした状況下、本日はその「パウエルFRB議長・議会証言(下院・金融サービス委員会)」が“日本時間23:00~”行われます。
明日(11日)も上院・銀行委員会で行われますが、証言の元となる報告書は上下院ともに“同一のもの”になりますので、注目度は「本日の方が高い」ということになります。

「米7月利下げ」はすでに“100%”が金利先物で織り込まれていますが、本稿執筆時の確率は“50bp利下げ:0.8%”にまで低下しています(逆に25bp利下げは99.3%へ上昇)。
この見方を覆す発言は“混乱を招く”として回避される可能性が高いことを考えれば、ポイントとなるのは「25bp利下げ or 50bp利下げ」ではなく、「追加利下げの喫緊性(継続性:年内○回利下げ?)」と見るのが自然ということになります。

「年内利下げ」の確率を見ると、“1回:15.7%、2回:42.3%、3回以上:42.1%(1回当り25bp)”と割れていますが、「前回ドットチャート(金利見通し)」で示された水準から“乖離したところが多数派”という状況は変わっておりません。
つまり証言次第では「大きく振れる(荒れる)」という可能性が否めないということになります。

◆「まだかなりの温度差」がある…!? - FRB-マーケット間

後は「結果次第」ということになりますが、FRBとマーケット(金利先物)の間には「まだかなりの温度差」があるように感じます。
『忍耐強く』との文言が削除された「FOMCの議事要旨(日本時間27:00)」で背景を確認するのを含めて、“それまでは動意薄”、しかし“その後は急変動”という、かなり神経質な展開を覚悟しておきたいところです。
“さらなる巻き戻し(上方ブレイク)”を想定(期待)しながら…?

◆ドル円 抵抗・支持ライン

注:パウエル議会証言が予定されているため、いつもより範囲を拡大しています。

110.107(日足・一目均衡表先行スパン上限、100日移動平均線)
110.027(20週移動平均線、大台)
109.924(5/30高値)
上値5:109.690(週足・一目均衡表先行スパン上限、月足・一目均衡表基準線)
上値4:109.620(5/31高値、4/24~6/25の50%戻し、週足・一目均衡表先行スパン下限/基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値3:109.307(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:109.141(月足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:109.000(大台、7/9高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:108.855(50日移動平均線し)
下値1:108.670(7/9安値、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値2:108.586(+1σ、ピボット2ndサポート)
下値3:108.414(7/3~7/9の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値4:108.278(7/8安値、7/3~7/9の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値5:108.126(6/25~7/9の38.2%押し)
108.078(7/3~7/9の61.8%押し、20日移動平均線)
108.000(大台)
107.868(6/25~7/9の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
107.778(7/5安値)
107.708(7/4安値)
107.610(6/25~7/9の61.8%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:26 ドル円 抵抗・支持ライン追加

執筆者 武市佳史

執筆者 : 武市佳史|株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト

株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト。日本におけるFXの草創期より業務に従事。現在は週刊為替コラム「武市のなぜなにFX」の執筆やWebセミナー講師を務めるのみならず、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿中。

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