原油高でカナダ円は21日線から上振れる動き 週末の企業景況感調査に注目=NY為替
きょうはカナダドルの買いが強まっており、カナダ円は82円台を回復。最近は21日線を挟んでの狭い範囲での値動きが続いていたが、きょうの上げで21日線を上放れる兆候も見られている。
この日発表の米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に減少していたことで、原油相場が60ドルを試す動きが見られていた。原油に連れ高する格好でカナダ円も上昇している格好。5月高値が82.60円付近にあるが、目先の上値メドとして意識される。
カナダドルに関連したイベントとしては週末に4月の月次GDPと、第2四半期のカナダ中銀の企業景況感調査が公表される。第1四半期の企業景況感調査は2016年以来のマイナスに転じていた。カナダ中銀が慎重姿勢に転じたきっかけとも見られているが、今回はプラスを回復できるか注目される。しかし、カナダ中銀の姿勢には変化はないものと思われる。
USD/CAD 1.3115 CAD/JPY 82.10
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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