東京株式(前引け)=小幅続伸、半導体株高で全体押し上げるもTOPIXは軟調
24日前引けの日経平均株価は前営業日比68円55銭高の5万0481円42銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億8873万株、売買代金概算は1兆9171億円。値上がり銘柄数は679、対して値下がり銘柄数は842、変わらずは83銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は半導体関連の主力銘柄などに強いものが目立ち、日経平均株価は上値を慕う動きを続けたが、5万円トビ台半ばでは戻り売り圧力も意識され、上げ幅は限定的なものにとどまった。前日の米国株市場でエヌビディア<NVDA>をはじめAI・半導体関連を買い戻す動きが顕在化しており、東京市場でも朝方からこれに追随する動きとなったが、足もと外国為替市場で円高方向に振れていることもあって上値は重かった。値下がり銘柄数が値上がり数を上回り、TOPIXはマイナス圏で着地している。
個別では売買代金で首位となったキオクシアホールディングス<285A.T>が高いほか、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連に高いものが目立ち、特にSCREENホールディングス<7735>の上げ足が目立っている。住友金属鉱山<5713>、JX金属<5016>なども物色された。GMOインターネット<4784>、東邦亜鉛<5707>などが値を飛ばしている。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えない動きとなり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも見送られた。住友電気工業<5802>も売りに押された。京葉銀行<8544>が安く、中小型株では新日本科学<2395>、第一稀元素化学工業<4082>などが下値を探った。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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