ダウ平均は小幅安 米国債売りも本日は一服=米国株序盤
NY株式22日(NY時間11:30)(日本時間00:30)
ダウ平均 41807.68(-52.76 -0.13%)
ナスダック 18942.79(+70.15 +0.37%)
CME日経平均先物 37080(大証終比:+60 +0.16%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅安で推移している。前日に米株式市場を急落させた米国債の売りも本日は一服しており、市場も様子見のムードになっている模様。
投資家が米財政赤字に神経質になる中、取引開始前に米下院がトランプ税制法案の修正案を可決し、上院に送付した。法案は年末の増税を回避する一方、財政負担を増大させる内容。
トランプ大統領の最初の任期中の減税措置を延長し、新たな減税策を加えることで米経済成長への打撃回避を目指す。ただ、年間数千億ドルの赤字拡大と経済格差拡大も指摘され、米上院は修正を求めると見られている。
これを受けて時間外で米国債が下落し、30年債利回りは一時5.15%付近まで上昇していたが、その後は落ち着いたことから、米株式市場も一服している模様。
ただ、投資家の米国債購入意欲が軟化てしている可能性があり、法案が上院を通過し、法制化されれば、モメンタムはさらに悪化するとの指摘も出ている。米財政赤字はインフレ懸念とドル安に結びつく。
英サッカープレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド<MANU>が下落。トッテナム・ホットスパーとの欧州リーグ決勝戦で敗北したことが嫌気されている。前日スペインのビルバオで行われた試合で1-0で敗れた。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。重要な指標である進行中の残存履行義務(CRPO)も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の製品売上高の見通しを上方修正した。
半導体のナビタス・セミコンダクター<NVTS>が急騰。同社が半導体企業としてエヌビディア<NVDA>からデータセンター用電力インフラの共同開発パートナーに選定されたと発表したことを材料視。
ユナイテッドヘルス<UNH>やヒューマナ<HUM>など医療保険株が下落。トランプ政権は、民間のメディケア健康保険プランに対する政府の監査を拡大し、業界への監視強化を計画している。前日の引け後にメディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)が声明を発表。
アパレル販売のアーバン・アウトフィッターズ<URBN>が決算を受け大幅高。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。小売セグメントの既存店売上高も予想を上回っている。
スノーフレーク<SNOW> 200.02(+20.90 +11.67%)
ナビタス<NVTS> 4.09(+2.18 +114.14%)
マンU<MANU> 13.54(-1.01 -6.91%)
アーバン・アウトフィッターズ<URBN> 72.69(+13.09 +21.96%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 299.00(-3.99 -1.32%)
ヒューマナ<HUM> 232.57(-13.20 -5.37%)
CVSヘルス<CVS> 60.79(-1.32 -2.13%)
アップル<AAPL> 200.95(-1.14 -0.56%)
マイクロソフト<MSFT> 455.10(+2.53 +0.56%)
アマゾン<AMZN> 202.63(+1.51 +0.75%)
アルファベットC<GOOG> 174.24(+4.18 +2.46%)
アルファベットA<GOOGL> 173.01(+4.45 +2.64%)
テスラ<TSLA> 342.85(+8.23 +2.46%)
エヌビディア<NVDA> 132.89(+1.09 +0.83%)
メタ<META> 635.59(+0.09 +0.01%)
AMD<AMD> 111.46(-0.60 -0.54%)
イーライリリー<LLY> 714.25(-10.70 -1.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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