小反発、ハマス最高幹部が死亡=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=70.67(+0.28 +0.40%)
ニューヨーク原油の期近は小反発。パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘で、ハマスのヤヒヤ・シンワル最高幹部が死亡し、パレスチナ自治区を巡る混乱がさらに長期化するリスクが高まったことが相場を押し上げた。イスラエルはイスマイル・ハニヤ氏やヤヒヤ・シンワル氏など停戦交渉の中心人物を次々に殺害しており、ガザ地区が地図上から消えるまで戦闘が続く可能性がある。シンワル氏の死亡を受けて、バイデン米大統領は「イスラエルにとって良い日であり、米国にとっても良い日、世界にとっても良い日だ」と述べた。
時間外取引で11月限は上値が重い。71.11ドルまで水準を切り上げる場面はあったが、前日終値を挟んで推移する時間帯が多かった。通常取引開始後、69.44ドルまで下振れしたものの、前日水準でのこう着した流れに変化はなく、小幅高で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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