三村新財務官「円安デメリット目立つ」発言 相場を絶え間なく注視 31日付で神田財務官退任
三村新財務官「円安デメリット目立つ」発言 相場を絶え間なく注視 31日付で神田財務官退任
7月31日付で神田財務官が退任し、新たに三村淳氏が財務官に就任する。
三村新財務官はロイターとブルームバーグのインタビューにそれぞれ応じた。三村氏は、最近の円安は日本経済に良い影響よりも悪い影響をもたらしている、エネルギー価格や食品価格の上昇を招いていると指摘。本当に必要な場合は、さまざまな角度から総合的に検討し「行動する」と語った。為替相場の動きは絶え間なく注視しているともコメント。
日銀がきょうの会合で政策金利を0.25%程度へ利上げする検討に入ったとの報道や三村新財務官の「円安デメリット目立つ」発言を受け、東京時間でも円買い続く可能性。
日銀会合結果は通常正午前後、15時半に植田日銀総裁の会見が予定されている。きょうの東京時間は日銀会合以外に中国製造業PMIや豪州第2四半期消費者物価指数も発表される。米FOMCも予定されており相場は荒れる可能性がある。そのほか19時に外国為替平衡操作実施状況(6月27日-7月29日)が公表される。7月11日に約3.5兆円、12日に約2兆円。介入規模は合わせて5.5兆円と推定されている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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