ナショナル・シネメディアが決算受け大幅高 １億ドルの自社株買いも発表＝米国株個別

（NY時間10:11）（日本時間23:11）
ナショナル・シネメディア＜NCMI＞　5.16（+0.94　+22.27%）

　映画広告のナショナル・シネメディア＜NCMI＞が大幅高。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。１億ドルの自社株買いも発表している。

　レシンスキーＣＥＯは、「われわれのビジネスモデルの強さとキャッシュフロー創出に対する自信は、１億ドルの新たな自社株買いプログラムによって浮き彫りになった。何百万人もの若く多様な映画ファンにリーチする信頼できる効果的な方法として、われわれを選び続けていることは明らかだ」と述べた。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益：0.24ドル（予想：0.08ドル）
・売上高：9090万ドル（予想：8032万ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：3450～3550万ドル
・OIBDA（調整後）：-650～-750万ドル

※OIBDA（Operating Income Before Depreciation and Amortization）：減価償却前営業利益

【企業概要】
　米国で映画広告ネットワークを運営し、主に映画スクリーンで上映されるシネマ広告とエンターテインメントプレショーでの、企業への広告販売から収益を得る。また、ロビーでのスクリーン広告やその他の広告とプロモーション販売、映画館以外の視聴者を対象としたオンライン広告やモバイル広告販売を行う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美