【海外市場の注目ポイント】11月の米消費者物価指数など
日本時間午後10時半に11月の米消費者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比3.1%上昇、コアの大方の予想が前年比4.0%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の3.2%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の4.0%上昇から変わらないと見込まれている。全米自動車協会(AAA)の集計によると、ガソリンの全米平均小売価格は11月に一段と下落している。また、前回10月の米消費者物価指数では、住居費の伸びが9月から大きく鈍化するなど、消費者物価指数全体の30%以上を占める住居費の伸びの鈍化傾向がここにきて鮮明になっている。こうしたことが影響して、予想を下回る結果になるようであれば、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後7時には12月の独ZEW景況感指数も発表される。大方の予想は9.5となっており、前月のマイナス9.8を下回り、5カ月ぶりに低下するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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