このあと11月のISM製造業景気指数 反発の予想も景気減速の示唆が見込まれる
このあと日本時間0時に11月のISM製造業景気指数が発表される。予想コンセンサスは47.6と5カ月ぶりの低水準となった前回からの反発が予想されている。前回は雇用指数が22年4月以来の大幅な下げとなり、10-12月の米経済は減速しつつあることを示唆していた。今回は反発が見込まれているものの、判断基準である50は下回る状況は続くと見られており、景気減速を示唆する内容になると見込まれている。
米製造業は一時期の低迷からは抜け出している気配もあるが、エンドユーザーと伴に双方が在庫を減らそうとしており、生産活動も水面下での推移が続いている。企業の中には明らかに穏やかな景気後退と見る向きもあり、人員削減が急務と述べていた。
なお、同時刻に10月分の米建設支出も発表される。
*ISM製造業景気指数(11月)0:00
予想 47.6 前回 46.7
*建設支出(10月)0:00
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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