今週はエヌビディアの決算 データセンターは好調を見込むも、ゲームや自動車には懸念も=米国株個別
エヌビディア<NVDA>が4日ぶりに反発しており、IT・ハイテク株の買い戻しをサポートしている。同社は今週の23日水曜日に決算発表を予定しているが、生成AIの熱狂とそれに伴う企業の旺盛な支出に支えられ、データセンター部門を中心に好調な結果とガイダンスを報告することが期待されている。中国の大手企業による50億ドルの受注やエンタープライズ・ソフトウェア・プロバイダーとの提携などの前向きな要因もあり、需要急増に対する自信が強化されている。
リスクとしてはその他のゲーム部門と自動車部門。ゲーム部門の在庫増加と中国のEV市場の低迷による逆風により、全体の成長が制限されている可能性も指摘されている。また、同社はデータセンターへの投資を増やすにつれて、営業コスト増が見込まれる点も注目される。
好調な決算が期待されているもの、同社株は年初来ですでに3倍程度上昇しており、今回の決算が現在のバリュエーションを正当化するか注目されそうだ。
売上高は前年比64%増の110.4億ドル、1株利益(調整後)は2.07ドルの増益が予想されている
(NY時間09:38)
エヌビディア<NVDA> 449.35(+16.36 +3.78%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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