中国が台湾の頼副総統を非難
中国は台湾の頼清徳副総統を、台湾の独立を目指す「完全なトラブルメーカー」だと表現した。ブルームバーグが伝えた。頼氏は来年行われる台湾総統選の最有力候補。
中国の台湾事務弁公室は本日、ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌での頼氏発言に関して声明を発表。頼氏は7月27日に台北で行われた独占インタビューで、「平和的な現状を維持するために努力しなくてはならない」と語った。同氏はパラグアイ訪問の経由地として、先週末にニューヨークなど米国に立ち寄った。
中国の声明は「いわゆる平和的な現状維持に関する頼氏のコメントは、全くの虚言だ」とし、「このような人物は激しい戦争のリスクをもたらすだけだ」と批判した。中国外務省も今週、頼氏の米国立ち寄りを準備したとして米国を繰り返し批判。こうした訪問は「一つの中国」原則に反すると共に、中国の「主権と領土保全」を損なわせると主張した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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