ディスカバー・ファイナンシャルが下落 CEOの辞任で思惑が広まる=米国株個別
クレジットカードなど消費者金融のディスカバー・ファイナンシャル<DFS>が下落。前日引け後にホックスチャイルドCEOの辞任が発表された。これについてアナリストは「同社がコンプライアンス違反について規制当局と協議中であることを公表してから僅か1カ月後のことである」と指摘。
「今回の発表が規制当局の動きと関連しているかどうかは不明だが、最近公表された加盟店の価格設定問題や昨年の学生ローンのサービシング問題がCEO交代の要因となったかどうか、投資家は疑問を呈すると見ている」と述べた。これらの問題は、米連邦預金保険公社(FDIC)による未解決の規制措置と伴に同社にとって逆風となるという。
取締役会のメンバーであるオーウェン氏が暫定CEOに任命された。取締役会はグローバルなエグゼクティブ・サーチ会社を雇い、CEOと社長の指名プロセスを開始した。
【企業概要】
直接銀行商品・サービス、および決済サービスに加え、クレジットカードローン、学生ローン、個人ローン、住宅ローン、預金商品を提供する直接銀行決済サービス会社。
(NY時間10:21)
ディスカバー・ファイナンシャル<DFS> 93.62(-9.04 -8.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。