アラインが決算受け大幅高 10代へのインビザラインが好調=米国株個別
歯科用の医療機器を手掛けるアライン・テクノロジー<ALGN>が大幅高。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。
歯科矯正器具のインビザラインの販売が予想を上回り、好調だった。特に10代のインビザラインによる治療が前四半期比7%増、前年比10%増となり、10代のセグメントにおいては、2021年以来の年ベースの最高成長率を達成したとしている。
アナリストからも高評価が聞かれ、「同社は販売やリース収入などの分野で顧客の要望に応えることで、変化するマクロ環境に適応してきた。これは会社全体の売上高に占める経常収益(RR)の割合を高めるという利点もある」との指摘も聞かれる。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.22ドル(予想:2.02ドル)
・売上高:10億ドル(予想:9.9億ドル)
・インビザライン出荷台数:60万4445(予想:59万3000)
(7-9月・第3四半期見通し)
・売上高:9.9~10億ドル
(通期見通し)
・売上高:39.7~39.9億ドル
・営業利益率:21%強
【企業概要】
米国内外の歯科医院向けに、不正咬合・歯列不正等の歯列矯正治療で用いられる医療機器の開発・製造・販売を行う。透明ポリマー製のマウスピース型歯列矯正装置等を取り扱う。
(NY時間10:29)
アライン<ALGN> 399.12(+59.27 +17.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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