反発、内乱をきっかけにロシアの供給リスクを意識=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=69.37(+0.21 +0.30%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.21~0.22ドル高。その他の限月は0.23~0.32ドル高。
世界最大級の産油国であるロシアで発生した民間軍事会社ワグネルの反乱により、潜在的な供給リスクが意識された。プーチン政権は安定的な長期基盤を築いているものの、今回の内乱により同政権が政治的・経済的にロシアを完全に掌握できているのか疑問視された。ただ、ワグネル創設者のプリゴジン氏の処分など、武装蜂起を巡って不透明な部分が多く、値動きは限定された。
時間外取引で8月限は70.11ドルまで強含む場面はあったが、失速すると上げ幅を消した。一時68.71ドルまで下落。通常取引開始後は時間外取引のレンジ内でもみ合いつつ、プラス圏で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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