反落、FOMCはあと2回の追加利上げを示唆=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=68.27(-1.15 -1.66%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.15~1.12ドル安。その他の限月は1.10~0.41ドル安。
今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場予想どおりに利上げが見送られたものの、年内であと2回の追加利上げが示唆されたことが相場を圧迫した。金利負担の拡大による景気悪化や需要下振れが警戒された。FOMCの物価見通しで、2023年のコアPCEは+3.6%から+3.9%まで上方修正されている。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油や製品在庫が増加したことや、国際エネルギー機関(IEA)が石油需要の伸びがピークアウトしていくと指摘したことも重し。
時間外取引で7月限は70.49ドルまで堅調に推移したものの、通常取引が始まると上げ幅を消した。その後は売りが優勢となり、68.07ドルまで下落。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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