ダウ平均は小幅高 IT・ハイテク株は軟調に推移=米国株前半
NY株式7日(NY時間12:47)
ダウ平均 33642.92(+69.64 +0.21%)
ナスダック 13169.70(-106.72 -0.80%)
CME日経平均先物 32005(大証終比:+135 +0.42%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高で推移している一方、IT・ハイテク株は軟調に推移しており、ナスダックは下落している。先週の大幅高で一服感も指摘されているが、下押す動きもなく、これについて市場からは前向きな声も出ている。
「大きな上昇の後に急落することなく、緩やかな上昇を続けることは、今後さらに良いニュースが続くことを示唆している。戻り売りを拒んでいるという事実に非常に強気になる」といったコメントが聞かれた。
市場は来週のFOMCは据え置きを見込んでいるものの、7月には利上げが実施されると見ている。一方、先週の米雇用統計などこのところの指標を受けて、ソフトランディングへの期待も混在している状況。
一方、IT・ハイテク株はここに来て買い疲れも出ているようだ。市場が年内の利下げ期待を後退させ、FRBが高金利を長く維持する可能性を見込む中、それはいずれIT・ハイテク株の重荷になってくるとの指摘が出ている。IT・ハイテクといった成長株は将来の期待キャッシュフローを価値としていることから、高金利が続けば、勢いにブレーキがかかるという。本日はGAFAMが下落しているほか、人気沸騰のエヌビディア<NVDA>も4日続落となっている。
そのような中、テスラ<TSLA>は9日続伸。同社の「モデル3」が米財務省が設定したバッテリー調達の新たな基準に基づき、7500ドルの最高額の税額控除を適用できるようになった。
半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が上昇。同社がアマゾン<AMZN>の第2世代人工知能(AI)推論ASICチップを受注したと報じられた。台湾のリバティー・タイムスが前日に報じた。
マーベル・テクノロジー<MRVL> 59.76(+0.62 +1.05%)
アップル<AAPL> 178.50(-0.71 -0.40%)
マイクロソフト<MSFT> 324.71(-8.97 -2.69%)
アマゾン<AMZN> 122.37(-4.24 -3.35%)
アルファベットC<GOOG> 123.62(-4.30 -3.36%)
テスラ<TSLA> 224.57(+3.26 +1.47%)
メタ・プラットフォームズ<META> 268.15(-2.97 -1.10%)
AMD<AMD> 119.60(-4.63 -3.73%)
エヌビディア<NVDA> 383.84(-2.66 -0.69%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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