東京株式(大引け)=480円高、大幅高で6日続伸しバブル後高値に急接近
18日の東京株式市場は前日の米株高を受けセンチメントが一段と強気に傾き、日経平均株価は大幅続伸し、3万500円台に歩を進めた。
大引けの日経平均株価は前営業日比480円34銭高の3万573円93銭と大幅高で6日続伸。プライム市場の売買高概算は14億2633万株、売買代金概算は3兆8007億円。値上がり銘柄数は956、対して値下がり銘柄数は808、変わらずは71銘柄だった。
きょうの東京市場はリスクオンの流れが加速、日経平均は一時21年9月のバブル後の最高値である3万670円目前まで上値を伸ばす場面があった。前日の米国株市場では債務上限問題に対する過度な不安心理が後退し、NYダウが400ドル超の大幅高に買われたほか、ナスダック総合株価指数も大幅高で年初来高値を更新した。これを受け、東京市場も先物主導で上値追いに拍車がかかった。外国為替市場で円安が進んだこともあり輸出株が買われ、特に半導体関連株に大きく上値を伸ばす銘柄が相次ぎ、全体相場を押し上げた。このほか機械株や海運株なども円安メリット企業として買いが入った。ただ、値上がり銘柄数は全体の52%にとどまった。売買代金は3兆8000億円台で、オプションSQ算出日を除くと3月14日以来の高水準となっている。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が上昇したほか、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>なども大商いで株価を急伸させた。ソニーグループ<6758>は売買代金で2位に食い込み大幅高。任天堂<7974>、キーエンス<6861>も値を上げた。また、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の上値指向も目立つ。クオールホールディングス<3034>が値上がり率トップに買われ、芝浦メカトロニクス<6590>も急伸。JCRファーマ<4552>、フェイスネットワーク<3489>も値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、東京電力ホールディングス<9501>も下落した。JR東海<9022>が安く、アサヒグループホールディングス<2502>なども軟調。ヤクルト本社<2267>、エーザイ<4523>も値を下げた。チェンジホールディングス<3962>は急落。ギフティ<4449>が大幅安、アイスタイル<3660>、ひらまつ<2764>も売られた。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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