パックウェストが４１％急落 身売りを含め戦略的選択肢を検討＝米国株個別

　米地銀のパックウェスト＜PACW＞が４１％の急落。前日引け後に身売りを含めた一連の戦略的選択肢を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えていた。その後に同銀も報道内容を確認している。３月以降の預金残高が増加していることを明らかにした上で、複数の投資家候補との協議をしているという。同銀は金融アドバイザーと協力し、会社分割あるいは増資も検討しているとしている。

　ただ、傘下の地銀のほか、複数の商工ローンや消費者金融を持つ同社に関心を持つ買い手は多くはなく、一体的な売却は難しいという。買い手候補がいたとしても、融資の一部で大幅な評価損計上を迫られる可能性があるとも伝えた。

（NY時間09:35）
パックウェスト＜PACW＞　3.75（-2.67　-41.59%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美