ファースト・リパブリックに再び売り強まる 今後の収益性への疑念も=米国株個別
ファースト・リパブリック<FRC>に再び売りが強まっている。前日は複数の金融機関から計300億ドルの預金を受け入れる支援策が発表されたことで、市場も落ち着きを取り戻していた。しかし、同銀を取り巻くセンチメントは脆弱なままのようだ。
同銀は3月10日から3月15日までの間にFRBからの借入金が200億ドルから1090億ドルまで変化したことを明らかにしたが、アナリストからは「今回の支援は投資家の懸念払拭に役立つだろうが、FRBからの新規資金は市場金利で追加されていることから、同銀の収益力は今後、打撃を受ける可能性がある」といった指摘が出ている。
また、別のアナリストからは、「同社の収益プロファイルは明らかに損なわれている。ただ、新たな資金投入によって身売りを検討する時間を得ることができる」といった声も聞かれた。
(NY時間09:51)
ファースト・リパブリック<FRC> 28.13(-6.14 -17.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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