キャラが決算受け大幅安 売上高が予想を大きく下回る＝米国株個別

　医薬品のキャラ・セラピューティックス＜CARA＞が大幅安。１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高が予想を大きく下回った。同社の腎臓病治療薬「コルスバ」の需要に対する懸念が高まり、アナリストからも目標株価の引き下げが相次いでいる。

　「２０２３年初頭のコルスバの需要動向に関する経営陣の悲観的なコメントに着目する一方、需要が本当に旺盛であれば、なぜ手元の在庫を使い切るのにこれほど時間がかかるのか疑問に思っている」と述べた。

　しかし、同社の「ディフェリケファリン」の経口投与について、株価は有意義な価値を認めておらず、株価に建設的な見方を続けるとも指摘している。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株損益（調整後）：-0.56ドル（予想：-0.34ドル）
・売上高：326万ドル（予想：1430万ドル）
・営業損益：-3130万ドル（予想：-1930万ドル）
・研究開発費：2600万ドル（予想：2340万ドル）

（NY時間09:55）
キャラ＜CARA＞　7.14（-2.89　-28.79%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美