アマゾンが決算受け時間外で株価下落＝米国株個別

　アマゾン＜AMZN＞が引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、１株利益は予想を下回った。また、アマゾン・ウェブ・サービシズ（ＡＷＳ）も予想を下回る売上高を計上している。第１四半期のガイダンスも公表し、売上高は予想を下回る見通しを示した。

　アナリストからはＡＷＳの弱さが指摘されている。アマゾン・ドット・コムの売上高は予想を上回ったが、クラウド事業のＡＷＳが弱く、コンセンサスの上限を満たすに留まったことが重荷になっているという。経済の不確実性が２０２３年までの見通しをさらに弱める可能性にも言及した。

　決算受け時間外で株価は下落。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.38ドル（予想：0.53ドル）
・売上高：1492億ドル（予想：1458億ドル）
　　ＡＷＳ：213.8億ドル（予想：217.6億ドル）
・営業利益：27.4億ドル（予想：25.1億ドル）
・営業利益率：1.8％（予想：1.8％）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：1210～1260億ドル（予想：1255.5億ドル）
・営業利益：0～40億ドル（予想：35.2億ドル）

（NY時間17:38）時間外
アマゾン＜AMZN＞　111.19（-1.72　-1.52%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美