ロッキード・マーチンが決算受け上昇 売上高が予想上回る=米国株個別
ロッキード・マーチン<LMT>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益の見通しは予想を下回った。
アナリストは「予想を上回る売上高は利益低下と営業キャッシュフローの損失で相殺されてしまった。受注残の増加は、同社が前サイクルのように業界リーダーになる可能性は低いとしても、防衛サイクルで堅実な成長を見ることができるという考えを支援している」と評した。また、「同社はここ数年、困難に直面してきたことから、通期に向けてより達成可能なハードルを設定しようとしている」とも付け加えた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):7.79ドル(予想:7.40ドル)
・売上高:189.9億ドル(予想:182.5億ドル)
ミサイル・火器管制:32.9億ドル(予想:32.8億ドル)
航空・戦闘機:76.4億ドル(予想:73.5億ドル)
ロータリーおよびミッションシステム:48億ドル(予想:46.5億ドル)
宇宙:32.7億ドル(予想:30.3億ドル)
・営業利益:22.9億ドル(予想:22.9億ドル)
・受注残:1500億ドル
・FCF:12.4億ドル(予想:12.4億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):26.60~26.90ドル(予想:27.19ドル)
・売上高:650~660億ドル(予想:657.6億ドル)
・FCF:62億ドル以上(予想:61.9億ドル)
(NY時間14:33)
ロッキード・マーチン<LMT> 448.64(+7.36 +1.67%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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