米WSJの増産報道否定後は下げ一服感が強まる=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=80.95(+0.91 +1.14%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.82~0.91ドル高。その他の限月は0.29ドル安~0.76ドル高。
前日の米WSJの増産報道をきっかけに下げ一服感が強まったことから買い戻しが優勢だった。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は追加減産を示唆している。来年年明けにも米金融引き締めが一巡し、利上げによる米景気懸念が後退する可能性があることも支援要因。ただ、ゼロコロナ政策を続ける中国の需要が低迷を続ける見通しであることは引き続き重し。欧州連合(EU)はロシア産原油の輸出価格上限設定について、完全導入を延期し、猶予期間を設ける見通し。
時間外取引で1月限は買い戻しが優勢。通常取引開始後も戻りが続き、82.36ドルまで上げた。ただ、引けにかけては上げ幅をやや縮小した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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