UPSが軟調 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別
貨物輸送のUPS<UPS>が軟調。アナリストが他の貨物輸送と伴に同社の投資判断を「中立」に引き下げた。一部の貨物輸送株について「慎重かつ楽観的」に見ているという。
楽観論を支える要因としては、大半のセグメントでの強固な価格モメンタムの継続、鉄道輸送量の改善、トラック輸送のコンテナ価格の頭打ちを挙げている。コモディティ価格の大幅下落によるインフレ懸念の緩和も指摘。
しかし、顧客である小売企業の在庫は依然として高止まりの状態で推移しており、先週からの小売企業の決算は注文のキャンセルや輸入減速など、クリアすべきことが数多く残っていることを市場に想起させる内容。そのため、貨物輸送も慎重に見るべきだと述べている。
(NY時間10:42)
UPS<UPS> 206.66(-1.77 -0.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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