ダウ平均は小幅安で始まる マイクロンの弱い見通し受けIT・ハイテク株が下落=米国株序盤
NY株式9日(NY時間10:25)
ダウ平均 32785.13(-47.41 -0.14%)
ナスダック 12468.78(-175.68 -1.39%)
CME日経平均先物 27870(大証終比:-90 -0.32%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安で始まっている。ただ、ナスダックは下げを拡大。きょうはIT・ハイテク株に売りが先行。米国債利回りが上昇しており、成長株が軟調に推移していることや、マイクロン<MU>が取引開始前に弱いガイダンスを公表し、半導体関連株の下げが圧迫。
一方、市場は明日の米消費者物価指数(CPI)の発表前に様子見気分も強い。先週の強い米雇用統計に続き、CPIも高インフレが示されれば、FRBの積極利上げは継続される可能性が高まり、株価回復の重石となる。市場は9月に0.75%ポイントの利上げを行う確率を71.5%と予想している状況。
また、マイクロンは第4四半期の売上高見通しを下方修正し、パソコンやスマホに使用される半導体の需要が減少するため、今後3カ月間のフリーキャッシュフローが赤字になると警告した。前日はエヌビディア<NVDA>も売上高見通しの下方修正を受けて下落していたが、ここに来てフィラデルフィア半導体指数(SOX)も伸び悩む動きが続いている。
一部からは、「市場はまだ、こうしたことを企業固有のものとして扱っているが、同様の警告が数多く出れば、それをセクター固有のものとして扱い始め、さらに進めば、市場固有のものになる危険性がある」との声も出ている
4-6月期の決算については、すでに発表したS&P500企業の77.5%が予想を上回り、予想ほどは悪くはなかったとの認識が広がっている。
マイクロン<MU> 58.47(-2.98 -4.85%)
アップル<AAPL> 163.93(-0.95 -0.57%)
マイクロソフト<MSFT> 279.37(-0.95 -0.34%)
アマゾン<AMZN> 136.86(-2.55 -1.83%)
アルファベットC<GOOG> 117.00(-1.14 -0.96%)
テスラ<TSLA> 852.42(-18.85 -2.16%)
メタ・プラットフォームズ<META> 167.34(-2.91 -1.71%)
AMD<AMD> 95.90(-4.17 -4.17%)
エヌビディア<NVDA> 170.56(-7.37 -4.14%)
ツイッター<TWTR> 42.82(-0.12 -0.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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