マイクロンが下落 6-8月期の売上高は68億-76億ドルの下限を見込む=米国株個別
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が下落。取引開始前に6-8月期(第4四半期)のガイダンスを公表しており、売上高は6月30日に示した68億-76億ドルの下限を見込むと述べた。予想は72.6億ドル。第4四半期と23年度の第1四半期(9-11月期)は厳しい市場環境が予想され、フリーキャッシュフローも赤字になる見込みだとしている。顧客の在庫調整が拡大すると指摘。また、23年度の設備投資額は22年度と比較して大幅に削減されるとの見通しも示した。
また、同社は2030年までに400億ドルを投じて米国に半導体製造拠点を構築する計画を明らかにした。米政府からの補助金や与信を想定しており、設備投資に充当するという。25年以降の生産開始を見込んでおり、最大で4万人の雇用を創出する計画だという。同社が見込んでいる補助金は、バイデン大統領の署名によって成立する見通しの半導体法に基づく。今回の設備投資計画は、同社が以前発表した世界規模での1500億ドル投資計画の一環。マイクロンの生産の大半は日本、シンガポール、台湾で行われている。
(NY時間09:45)
マイクロン<MU> 59.81(-1.64 -2.67%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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