WWEが上昇 マクマホンCEOの退任発表 身売りの可能性が高まったとの声も=米国株個別
プロレスのワールド・レスリング・エンターテイメント(WWE)<WWE>が上昇。取引開始前に4-6月期(第2四半期)の暫定決算を公表しており、売上高が3.28億ドル、調整後の減価償却前営業利益(OIBDA)が9200万ドルになったと発表した。また、同社はビンス・マクマホンCEOの退任を発表し、娘のステファニー・マクマホン氏とニック・カーン氏が共同でCEOを務めると発表した。
ビンス・マクマホン氏は性的不正行為と不倫疑惑解決のために過去16年間で1200万ドルを支払うという合意について、取締役会から調査を受けていた。
CEO退任を受けてアナリストは、身売りの可能性が高まったとして投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。目標株価も従来の59ドルから90ドルに引き上げている。
同社株はS&P500株価指数の17%の下落に対して34%上昇しアウトパフォームしている。スポーツ権利の価値が高まっていることが一因だという。しかし、ライブイベント番組に対する需要はあり、WWEが売りに出される可能性があると現実的に思えるのはこれが初めてだと指摘している。恐らく、コムキャスト<CMCSA>、ディズニー<DIS>、アマゾン<AMZN>、そして、ネットフリックス<NFLX>が論理的な買い手候補として考えられるという。
(NY時間13:10)
WWE<WWE> 71.30(+5.08 +7.67%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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