アルコアが決算受け時間外で6%上昇=米国株個別
アルミのアルコア<AA>が引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。5億ドルの追加の自社株買い枠も承認した。アルミを巡る最近の地合い悪化を同社がいかに克服しているかを示唆した。
同社は第3四半期について、製油所の需要が改善に伴う、出荷増に伴い、ボーキサイトの収益性が高まると予想。また、アルミナとアルミニウムは出荷量の増加が予想されるが、エネルギーと原材料のコスト上昇を完全に相殺することはできないとの見通しも示している。
株価は時間外で6%の上昇。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.67ドル(予想:2.39ドル)
・売上高:36.4億ドル(予想:34.5億ドル)
・EBITDA(調整後):9.13億ドル(予想:9.09億ドル)
・アルミニウム生産:49.9万トン(予想:55.7万トン)
・アルミナ生産:323万トン(予想:340万トン)
(22年度の通期見通し)
・アルミ出荷量予想:250~260万トン
・アルミナ出荷量予想:1360~1380万トン(従来:1420~1440万トン)
・ボーキサイト:4400~4500万トン(従来:4600~4700万トン)
(NY時間16:54)時間外
アルコア<AA> 47.85(+2.79 +6.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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